国立小学校模試対策の3ステップ|合格する子はどんな子?

国立小学校模試対策の決め手は①自主性と②思考力③共感力をつけることです。

言い換えれば好奇心をもって課題に取り組み、友達と共に解決できるお子さんが合格しやすいです。国立小学校模試対策はここを重点的に。今回は国立小学校合格に導いたママが伝授する受験課程で後悔しないために短期間で合格できる力がつく方法をご紹介します。実は数か月という短期間でご家庭以外でこのような力が育めるレッジョエミリア教育法はこの3つを完全に網羅できるのです。

①自主性を高める方法

自主性は、自分たちで計画・行動できるプロジェクト型の学びの中で、自己肯定感を上げられたり、心の開放を促す場所によって高められます。

好奇心をはじめとする興味・関心などの目に見えない心の知性(非認知能力)ともいわれます。それが子どもの内的動機となり、行動を起こしやすくします。この力が物事を楽しんだりさらに探求心をもって次に向かうきっかけになります。お利口な子ども=自主性があるとは言い切れません。指示待ちではなく、自分で何がしたいかを自分で決め、行動してみる力をつけるために、まずは自由に行動させて子どもの心を開放させることが必要です。レッジョエミリア教育は、短時間で子供のやりたい!を引き出すことができます。なぜなら決められたカリキュラムを子どもたちがこなすのではなく、自分たちがやってみたいことをプロジェクト方式で計画から実行まで行っていくからです。今まで大人の目を気にしたり、評価を気にしたり、完璧主義なお子さん、繊細なお子さんも、目をキラキラさせて、自分自身が立てた課題に向き合い、挑戦することができます。それは興味があるからに他なりません。失敗してもいい!失敗させてくれる大人が見守ることのできるから、やってみようの気持ちが生まれ、それが一カ月もすれば、日々の中で当たり前になっていきます。

②思考力を高める方法

思考力は親だけでなく、第三者の大人・友達との関わり・対話の中で身に付きます。

思考力は家庭の中・塾の中のペーパーでは得られない力です。

ペーパーで得られるものはテストスキルであり、本当の思考力とは言い切れません。考え、確かめ、腑に落ちるという経験は大切です。自分で試し、理解した記憶は満足感となり、やがて、それらが次へのチャレンジへのエネルギーを生み出します。幼少期に五感から得られた気づきをそのままにせず、子ども自身が考え、試行錯誤した結果得られた思考力なのです。2,3歳は早いと「どうして~なの?」と身の回りの不思議に疑問を呈するお子さんも多いです。自分の中の言葉や体で表現し考えようとする表れです。この思考の力を止めない秘訣は「対話」です。「どうしてそう考えるの?こうしたらどうなると思う?」と家庭内だけではなく、第三の大人が問いかけたり、子ども達の交流があることでより思考が深まるといいます。レッジョエミリア教育はほんの小さな子どもの言葉にも耳を傾け、自身の言葉を深く掘り下げられるような質問をしていき、試せるような環境を整えることが大人の役割です。試行錯誤する機会を得、試した結果、自分の中の理解が進むことに満足感を覚えることができるのです。子どもたち同士の交流もさらに、子どもの理解を促進します。元は1つだけの解決方法が他の子どもの考えを真似ることによって解決策が見つかったりします。子どものもつ創造性やイメージ力も他者との関わりから生まれるものも多いです。

③共感力をつける方法

相手に敬意をもち、聴く力は自己コントロール力と自己肯定感が育まれることによって育ちます。

共感力はコミュニケーション能力といっても過言ではありません。相手の気持ちを感じとることができるから、相手のために何かしてあげようという優しい気持ちも芽生えるのです。国立小学校は協調性の高い子が多いです。

なぜなら、行事の一つでも何かを成し遂げるには一人の力ではなく、みんなの力が大きな力となることがわかっているからです。気持ちは相手にも自分にもあり、小さい子ども達は価値観の相違によって時に、けんかをしたり自分を葛藤したりして、自他の気持ちの区別をつけていきます。その為、人の話を聴くというのは、就学前の子どもにはとても難しいです。まず集中力をもって相手に注力しなくてはいけません。同時に自分のやりたいことが他にあれば、なおさらそこへの関心・優先度は低く自分のやりたいことを一度中断させなくてはいけない大きな挑戦です。けれども“聴く”という行為は聞くという動作だけでなく、相手にあいづちをうったりして「あなたの話を大事にし受け入れることができるよ」という“敬意”を相手に示していく行為なのです。自分と同じくらい相手を大切に思う気持ちはとても尊いものです。

小さいころは、自分だけの気持ちを大切にしたいあまりに、コントロールが効かず融通が利かない部分もありますが、そこが自己肯定感を育むチャンスでもあります。自分の気持ちを誰かが肯定してくれる場所があれば、徐々に自分だけでなく、相手を尊重する気持ちも芽生えてくるのです。レッジョエミリア教育では、まずは子どもたち自身の気持ちを尊重し、理解を先生が一人一人と向き合いながら対話をしていきます。それは大人だけでなく、子ども一人一人が社会の一員として、欠かすことのできない存在として認め合う環境です。そこから子どもたち自身は自分の言葉や行動に責任をもつことができます。さらに自尊心を高める機会を増やしながら、さらに友達同士・先生同士の交流を深める事が、より新たな道の世界につながるということが実感できた時、お互いの言葉を大切にして、相手の心や言葉を聴くことができるように自然となっていくことがわかっています。

まとめると①自主性②思考力③共感 3つの力で合格できる子に近づきます。

安心して行動できる・安心して自分を出せる、まずこのような環境を家庭でつくることがとても大切ですが、何よりも他者とどのように関わり、自分の学びを高めるかなどの心の知性(非認知能力)を高めることは思考力をあげる事にもつながるということ、国立小学校模試対策において重要だということがわかりました。家でもペーパーを練習する以外にもぜひ「今日は何がしてみたい?」聞いてみてください。

そして、親だけでなく、第三者の大人・子どもたちが関わることのできるレッジョエミリアアプローチにおいては短時間でその効果を実感できるのでおすすめです。⇒ レッジョエミリアアプローチのクラス運営中です。


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